ちかん冤罪を免れるためには

「<痴漢>疑われ、相次ぐ線路逃走 過去に死者、多額賠償も毎日新聞 4/18(火) 10:46配信」
「東京都内で3月以降、電車内での痴漢を疑われた男がホームから線路に飛び降りて逃走する事件が相次いでいる。」

上記のように、ちかんと疑われた男性が、逃げるために、線路を走るという事件が相次ぎ、ネット上でも話題になっています。

身に覚えがないのに、ちかんと言われた場合どうするか。ちかんは、なかなか、現行犯でなければ、逮捕が難しいことが多いので、逃げ切れれば、問題が解決してしまいます。
そこで、弁護士でも、冗談として、逃げることも手段の一つという方もいます。

ただし、捕まってしまうとさまざまなデメリットがあります。この記事では、逃走による傷害、多額賠償の危険を述べていますが、刑事手続き上のデメリットに限定しても下記のようなものがあります。

近時は、ちかんについては、裁判所(私の経験があるのは主に東京地方裁判所なので、ここでも東京地裁を念頭にご説明しますが)も慎重になり、例え、逮捕され、10日間の勾留請求された事案でも、勾留請求を却下することにより、3日程度で、釈放させるケースが増えています。
この裁判所の運用を受けて、検察庁も、ちかん事件は、簡易裁判所に対応する区検察庁でなく、地方検察庁に集中させ、勾留請求を行う事件を限定しています。 このため、2日目の検察庁の段階で、釈放される被疑者が増えています

しかし、逃げた上で捕まると勾留請求、さらには裁判所で勾留が認められる可能性が強まります。

また、最終的に、裁判で争う場合も、逃げていることは、不利に判断される可能性もあります

このような刑事手続き上のマイナス及び、上記の実際上のマイナスから、「冤罪なら、名刺を渡すなど連絡先を伝え、その場を立ち去ること。悠然とした振る舞いが望ましい」と言う弁護士もいらっしゃいます。

しかし、現行犯の場合、私人も逮捕できますし、現実問題として、立ち去ることが認められるかというと、なかなか難しいのが現状です。

とすると、もともと、疑われないように具体的に注意するしかないという結論になります。

私の場合、
1 朝早く起きたり、鈍行に乗るようにして、できるだけ、満員電車には乗らない。
2 満員電車に乗る場合は、女性には背中を向けるようにする。四方を女性に囲まれるような場合は、電車から出て、別の車両、次の電車に乗るようにする。また、両手を上に上げるか、荷物を持つようにする。
など、注意しています。

  相談を受けた案件で、2をしていても、疑いを掛けられたものもありますが、客観的状況から逮捕はされず、結局、そのまま、再度、呼び出されることもなく終了しました。

当たり前の結論ですが、やはり、普段から、用心していくしかないと思います。

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